
( 「外環外回り」から。美女木ジャンクションのすぐ手前)
さて、前回の続き・・・
1998年5月「美女木ジャンクション」が現在の交通方法になったところから。
用地の確保等の制約から苦肉の策として、全国唯一の「信号機の設置されているジャンクション」、そして全国唯一の「平面交差のジャンクション」が登場いたしました。
この道路を使い慣れている埼玉県民としては「別にどうってことはない」のですが、初めて通行するドライバーはきっと驚かれるのでしょうね。
この後「外環」には暫くの間静かな時間が流れますが、やがて「関越道」への流入部で慢性的に渋滞が発生する問題が顕在化します。
これを受け7年後の2005年に、内回り側の「大泉ジャンクション」から「関越道」へのランプウェイが複線化されます。2車線の合流車線が登場します。
2005年には「三郷ジャンクション」から「三郷南」間が開通します。
「外環効果」でしょうか。かつてはベッドタウンとして知られた三郷市は、今や「都内からクルマで出かける街」へと変貌を遂げました。大規模な量販店が多く出店していますね。
さて「外環」の今後は・・・
「三郷南」から先の「千葉区間」は2017年中に「首都高湾岸線」までの延伸が予定されています。市川市高谷地区に設けられる「高谷ジャンクション」で湾岸線と連絡します。
これにより「首都高川口線・中央環状線」の渋滞が大いに解消されることが期待されます。
「大泉」から先の「東京区間」は2020年の夏季オリンピックまでの開通を目指しています。当初予定されていた「高架構造」を中止して、地下40メートルの「大深度地下」をトンネルで一気に「東名高速」まで延伸させる予定らしいですよ。
この2区間の開通が実現した暁には都心部へ流入するクルマが激減し、スムースに流れる首都高が実現されそうです。
さらに遠大な計画として、千葉区間はやがて「第二湾岸道路(実現するかどうかは微妙)」までの延伸を、東京区間は「第三京浜」を経由して「首都高湾岸線」への延伸、を目論んでいるようです。
この辺は実現するかどうかも怪しい夢のレベルの話ですが・・・
前回ご覧いただいた回数券は、当時江戸川区に住んでいた私が仕事で浦和まで往復するために利用していたものです。
これを見て、そりゃ~色々と思い出すこともあります・・・
調べてみたら来年の3月まで払い戻しに応じてくれるんだそうですが・・・おもしろいからこのままとっておこうかな。