3008の安全性の高さについて考える、の4回目。
今回は新装備「ディスタンス・アラート」をご紹介いたします。
まず自車の前方を走る自動車との距離を、車体前部に取付けられている特殊なレーダーが計測いたします。
車間距離が短くなり危険な状態になったところで、「ディスタンス・アラート」が作動いたします。
運転者が前方の自動車との安全な距離を保つことを目的として、スピードに応じて警告を発する新しい安全装備です。
警告を発する基準となる車間距離は、走行している速度によって変化いたします。
自動車が「2秒間」に進む距離を計算すると、
時速100キロメートルの時・・・56メートル
時速130キロメートルの時・・・72メートル
といったところ。
当たり前ですが、走行速度によって異なりますね。
そこで、「速度と距離」の関係を「ディスタンス・アラート」がリアルタイムに計算して、「危険である」と判断された場合に警告を発します。
車間距離の設定は「秒数」です。0,9秒から2,5秒の範囲で調整することができます。また、時速70~150キロメートルの範囲内で作動いたします。
以前にご案内した「ヘッドアップディスプレイ」の右下に「車間秒数」が表示されます。
「クルーズコントロール」や「スピードリミッター」などとの「合わせ技」で、3008の「運転支援システム」はより高度なものになります。
車間距離を「秒数」で表示するのは、この装備がより「実戦的」な装備である表れです。早ければ早いなり、ゆっくりならゆっくりなりの「1秒」があるのですから、日本的に「車間距離が〇メートル」と考えるよりも、咄嗟の判断材料としてより合理的です。
尤も、「前の自動車まで〇秒」という考え方ははプジョー固有のものではなく、ヨーロッパ全体に共通した考え方だそうですが・・・
試してみたくなりましたか?
なりましたね・・・
どうぞ週末にご試乗をお申し付けください!