(3008のラゲッジルーム。ご家族でのキャンプなどに多目的に使えます)
実に4回に亘って「中型免許の限定解除」をお題にしてまいりましたが、「そろそろ潮時」かと思いますので、この辺で総括!
まず、厳然たる事実。
免許証の裏に「ハンコ」をもらって以降、この「ハンコ」部分が必要な自動車をただの1回も運転していない・・・
一度だけ、店舗の敷地内でレンタカーの「マイクロバス」を動かしただけ・・・
では、この企画は全くの無駄だったのか?
負け惜しみではなく「そうでもない」と考えております。
いささか不謹慎ですが・・・
「あー、おもしろかった」
正直な感想です。
まず第一に、現在の「自動車教習所」事情が少しわかったこと。
私が最後に通った自動車教習所は、東京・豊田の「話題になったあの教習所」でした。20年と少し前のことですが、今回再び「教習生」となって思ったのは、
「案外何も変わっていない」ということ。
制度や教習内容は確かに変わっているようですが、その「空気」は今も昔も大差なし。寧ろ活気がなくなっているように感じました。
免許年齢の人口が減っていること、若年層の自動車への関心が低くなっているらしいこと、この業界もなかなか大変な時代を迎えているようです。
「ハンコ」をもらってから半年ほど経った頃、この教習所から定形外郵便が届きました。中には「教習原簿」とおおよそ次のようなメッセージ・・・
「運転には慣れましたか。安全運転で楽しくドライブしてくださいね。お友達が免許を取る時には当教習所を紹介してくださいね」
「ドライブ」って・・・ 「お友達」って・・・
てっきり私は、
「この際だから大型免許も取っちゃおうよ!」とか、
「二輪免許も取って人生を楽しみませんか?」とか、
「商売っ気」のある文面を予想していましたので「ビックラ」しました。
「十把一絡げ」
大半の「元教習生」あてにはこの文面でよいのでしょう。ところが、マイノリティな元教習生からすればただ苦笑い・・・
さて、翻って私たちはどうだろう?
仮に潜在的であれ、「お客様の思い」を汲んだ商品のお勧めはできているだろうか?
例外は無くはないものの、育ち盛りの子供さんがいるご家庭のファーストカーに、勢い「RCZ」をお勧めしていたりはしないか。
特に既納客様に対して、「自動車のお使いぶり」がまるで分かっていないような、センスのないお乗替えの提案をしてはいないか?
もちろんお客様の「ライフスタイル」は変わっていくもの。
「車体を小さくしたい」
「常時2人が乗れれば充分。カッコいいやつを持って来い」
「思い切ってカブリオレ」
いずれも現実にお客様から承ったご意見ですが、やはり私どもからの一投目は気を利かせたものにしたいところです。それをお客様が「実は・・・」と否定されることで、具体的なお話が展開できていくというわけです。
「他山の石」
教習所からの郵便物を読みながら、私たちの日常を反省してみました。
(続く)