3008の安全性の高さについて考える、の3回目。
前回は、「6エアバッグシステム」についてご案内いたしました。で、今度は後席。お子様が専ら乗車されるのはこちらですね。
3008は左右のリアシートに「ISOFIX」対応のチャイルドシートアンカーを装備しております。
ではこの「ISOFIX」とは何か?
「アイソフィックス」
「イソフィックス」
「アイエスオウフィックス」
どれで読んでも別段間違いではありません。
自動車の座席にチャイルドシートを固定する方式の国際標準規格のことです。
従来、チャイルドシートの固定は「シートベルト」を用いる方式が一般的でしたが、誤った装着がなされ重大な事故が多発しておりました。こういった事例への対策として、2003年にEU「欧州委員会」が提唱した「誰でもが確実に装着ができる」新方式が「ISOFIX」と呼ばれる規格です。
その仕組みはこんな風・・・
まず大前提。自動車のシートに「ロアーアンカレッジ(固定源)」が設けられております。シートの座面と背もたれ部の隙間にさりげなく装備されておりますので、普段はお気づきにならないかも・・・
ここにチャイルドシート側にある「コネクター」を接続、固定いたします。
その後で、「ピッチ回転」を抑制するための「トップテザー」を、やはり車体側に設けられている「トップテザーアンカレッジ」に固定します。チャイルドシートの上端をストラップで車体側と結びつけるのです。
シートベルトを用いてチャイルドシートを固定する方法と比べて、「誰でも確実に、且つ簡単に装着できる」点において「ISOFIX」方式は圧倒的に優位です。
(リーマン株式会社のウェブサイトから引用させていただきました)
日本では、平成18年10月に「道路運送車両の保安基準」が改正された折に、チャイルドシートの安全基準も見直されております。
ヨーロッパの統一基準である「ECE規則」の内、チャイルドシートに関する規則44号、ISOFIXなどの取付け部位に関する規則14号、及びシートベルトに関する規則16号を日本は採択しました。
これによって、ヨーロッパにおいて「ECE認証」を受けたものは、日本の保安基準を満足しているものと擬制され、国際相互認証が実現されました。
お客様はまず「ISOFIX」に対応した自動車を選び、次に「ECE認証」のラベルが貼付されたチャイルドシートを買い求めることにより、後席のお子様に対して高い水準の安全性を担保していただくことができます。
日本においては、平成24年7月からこの「新基準」に適合しない商品の生産が禁止されます。現在は移行期間でありますから、新旧の商品が混流して販売されております。お買い求めの際は、「ISOFIX対応」の表示のあるもの、「ECEラベル」の貼付されたものを選ばれるのが賢明です。
もちろんプジョー純正アクセサリーとして、「ISOFIX」に対応したベビーシート、チャイルドシートを用意いたしております。従業員までお気軽にお尋ねくださいませ。