3008の安全性の高さについて考えてみたいと思います。
まずは「総論」から。
ヨーロッパの公的機関(消費者団体です)が行う「最も厳しい衝突安全テスト」が「EuroNCAP(European New Car Assessment Programme)です。
乗員保護(前面、側面衝突)、乗員の内子供の保護、歩行者保護、の3つの観点から各モデルの安全性が評価されます。2009年からは「New Rating Scheme」・・・新しい評価基準で運用されております。
そもそもはアメリカの「NCAP」のヨーロッパ版といったネーミングではありましたが、現在ではその権威はすっかり本家を超えました。日本でも1995年より「JNCAP(自動車アセスメント)」として、市販車の安全評価が公表されております。
では、我が「3008」はどんな評価を受けているのか?
衝突安全性能
☆☆☆☆☆ 5つ (満点です。文句なし!)
後席の子供の安全性
☆☆☆☆ 4つ (最高5のところ)
歩行者保護
☆☆☆ 3つ (最高4のところ)
2009年からの「新評価システム」により与えられた「OverallRating」は・・・
「2009 ☆☆☆☆☆」 最高評価です!
特筆すべきは「Safety Assist(安全支援機能)」への評価です。
同時期に評価が公表された6モデルの中で群を抜いてのトップ!97パーセントの評価を得ております。
「速度制限機能」が本国では一部グレードにオプション設定されていることが減点の原因らしいのですが、ということは日本仕様なら100パーセントだった?
消費者団体の視点で評価が行われている証なのでしょう。「オプション設定」にはなかなか厳しいスタンスです。普く全ての消費者がその装備の恩恵を享受できなければならない、といったところでしょうか。
この厳しい評価基準にあって、最高評価の「☆5つ」を獲得した「3008」・・・
立派です!
例の〇シュランガイドにおいて多くの星を獲得したレストラン。そういった店だけが素晴らしい店、というのはあまりに狭量な考え。自身が色々な店を訪ねて判断すればよいことです。
ところが、自動車の「安全装備」については予め自身で確認しておくことは困難です。そこでこの評価を拠りどころにして、意中の自動車の安全性を判断することは至って賢明なことです。