アクセスマップ

プジョー上尾

住所〒362-0021
埼玉県上尾市原市3912-1
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TEL048-720-2206

営業時間10:00-18:00

定休日11月店舗休日
毎週火曜日、11月6日(水)、11月13日(水)、11月20日(水)

アクセス方法電車)埼玉新都市交通「ニューシャトル」原市駅からお電話いただければ、お迎えに伺います。徒歩15分です。
お車)新大宮バイパス(国道17号線)から国道16号線を岩槻方面へ約1.5km、県道さいたま栗橋線に入り約300mです。

スタッフブログ

3008 なう 14 

[2010/11/12]店長   塚田 智
3008 なう 14 
根っから文系の私が、3008のハードをご案内。多分に情緒的なところはご容赦ください。

今回は、「DRC(ダイナミック・ロール・コントロール・システム)」のこと。


「Roll」 乗り物等が前後方向を軸として回転すること・・・


プジョー3008には、秘密の「第3のショックアブソーバー」が備わっております(こんなレベルの理解だ)。

リア・サスペンション内の左右のショックアブソーバーの油圧回路の中ほどにこの「第3のアブソーバー」が設けられています。この仕組みは浮動ピストンと油圧補正タンクで構成されており、カーブに進入した時など片側に荷重がかかる場合に、左右アブソーバー内の油圧をセンターモジュールで制御します。

片側のサスペンションが縮んだ時、反対側が伸長してバランスをとることで、運転者が意図しない車体の動きをできるだけ少なくします。

3008 なう 14 
また、直進の際にも「第3のショックアブソーバー」は活躍いたします。左右のダンパーの油圧をセンターモジュールのピストンが吸収することで、安定した走行と乗り心地の良さを実現しているのです。

3008の車体後部、リアサスペンションをご覧になってみていただきたい。左右のトレーリングアームを繋いでいる部分に「おかしなもの」が付いています。断面がU字状になっているその内側に、例えれば「茶筒(←この辺が文系)」のようなものが水平に備わっています。これが「第3のショックアブソーバー」です。

「第3のアブソーバー」の内部は、空気のエリアとオイルのエリアに分かれています。

車体後部が浮き上がるような動きをすると、「第3のアブソーバー」から左右のアブソーバーへオイルが移動し、沈み込むような動きの時はその逆の移動をいたします。この時、センターモジュールの内部は大忙しです。車体の上下動に伴ってオイル量が増減いたします。オイルが増えた時には空気が圧縮され、逆に減った時には膨張することになります。
3008 なう 14 
(茶筒→緑茶→狭山茶→埼玉特産)

車体が傾いた時(カーブに進入した時)には、「第3のアブソーバー」の中で、傾いた側から逆側へオイルが移動します。回路中のオイルの総量は変化しないので、傾いて縮んだ側の逆側のアブソーバーは半ば強制的に伸長させられることになり、車輪の接地性が高まります。果たしてロールの発生が抑えられるという理屈です。

クロスオーバー型の3008には実にうってつけのメカニズムと言えましょう。

さて、ご説明もこの辺りが文系の限界でございますので、みなさまには実際に試乗車でお試しいただきたいと存じます。


左右それぞれのショックアブソーバーの動きを、間に入って調整する・・・
ああ、なんて面倒な・・・


結論  DRCとは「中間管理職」である!