まず例外なく、世の中の営業職といえばコンビニエンスストアのヘビーユーザーです。
「暑い」といっては立ち寄り、「寒い」といっては立ち寄り。尾篭な話ですが、トイレをお借りしたりもいたします。運転中に携帯電話を使いたくて駐車場を使わせていただいたりも・・・
最近、当店から2番目に近いCVSである「〇ァミリーマート」の店頭でステキな陣旗に出会いました。
「つゆだくおでん」
つゆだくって・・・
もちろん分かっているつもりです。小売業において、まず何より先に、商品に、店に関心を持ってもらうことが大切であることは。
「AIDMAの法則」でいうところ「Attention」と「Interest」の2段階を、この陣旗1本が充分に請負ってくれております。
やるな、〇ァミリーマート。
とは言え「つゆだくおでん」です。おでんってもともと「つゆだく」なものではないんだろうか。
もちろん分かっているつもりです。一部の居酒屋さんなどで、「つゆ」が少なめの上品な感じのおでんがで提供されていることは。
でもどこか違和感を拭えないのです。「つゆ」の量を決めるプライオリティーはこちらで持っていたいのです。
もちろん分かっているつもりです。俗語である「つゆだく」を敢えてキャッチーな言葉として選んでいることは。そして、「つゆ」のおいしさをアピールすることで同業他社と差別化を図っていることも。
ことほどさように、お客様に向けての言葉選びというのは難しいものだと思います。
「肉まん」よりは「ほかほか肉まん」
「チキン」よりは「揚げたてチキン」
私たちが商品説明をさせていただいてる時、特別なキャンペーンの案内をさせていただいている時、お客様のイメージが膨らむような言葉選びはできていたでしょうか。
差上げたセールスレターでは、「こりゃ店に行ってみなきゃ」と思っていただけるような表現ができていたでしょうか。
まだまだ勉強だぞっと!
「つゆだくおでん」を食べながら考えたとさ(←結局気になって買い求めた)。 (゚д゚)ウマー