「シート」の話をさせていただきます。
一般的に「フランス車のシートはできが良い」と言われております。中でも私どもプジョーのシートは、その快適さに「大いに自信あり」です。
「長時間の運転をされても快適である」ことは、私どもの大きなアドバンテージであると自負しております。
3008のドライバーズシートは、体格に合わせてスライド調整が可能です。可動範囲は、水平方向に190mm、高さは47mmです。また、「Griffe」のレザーシートには冬でも快適なヒーターが装備されております。
3008のエルゴノミクス(人間工学)思想に基づいたシートの成型は、長時間に亘って繰返される上下動や横揺れによる疲労を軽減してくれます。
「椅子の文化」の国の自動車だからヨーロッパ車のシートは総じてできが良い、という評論をよく見聞きいたします。まあその通りであろうと私も思いますが、何よりは「考え方」の違いが大きいように感じております。
国内銘柄と比較すると、明らかに車格を超えた大きさのシートが装備されています。同時に、座面の長さやスプリングの能力などのコストをどこまで許容するか、の基準が「随分と高い」所に置かれているようです。
3008は、後席のシートにも手抜かりはありません。緩やかに体をホールドしてくれるシート成型のお陰で、やはり長時間の乗車の際に感じる疲労は最少で済みます。たっぷりなレッグスペースと相まって、快適な居住性を確保しております。
また、3~4名乗車の場合には、シート中央のアームレストをご利用いただけます。カップホルダーを配しておりますので、どうぞ楽しくお過ごしください。このアームレストはお約束の「スキーフラップ」を兼ねております。
後席の乗員は、自動車の次の挙動を予想することが難しいため、意外や前のお二人よりもくたびれることがしばしばです。自由度の高い「ベンチシート」も楽しいものですが、3008はそれぞれが緩やかに独立したシートを採用しました。これにより、上下動や横揺れ時の体の緊張は僅かで済むことになりますから、結果疲労が大きく軽減されます。
もちろん、「乗り心地」の良さはシート単体で実現できるものではありません。車体の剛性や懸架装置など、様々な要素がバランスよく、且つ高いレベルで調和して初めて達成されるものです。
とは言え、乗員が直接接するのはやはりシート。この出来映えが「乗り心地」を大きく左右することになります。
試乗をお申付けいただく場合には、加速性能や旋回性能、取回しの様子などを確認していただくのと同時に、「乗り心地」にもどうか着眼されてください。できれば、後席にもお乗りになってみてください(私どもが運転させていただきます)。そして、どうぞ長距離ドライブをイメージしてみてください。
プジョー3008を選んでいただければ、東北道は佐野SAあたりで「ヨッコラショ」と腰を伸ばす必要はなくなります。もちろん「談合坂」でも「海老名」でもいいんですが・・・あなたも40歳を過ぎると分かります、きっと。