まだ続けます。ナンバーの話、8回目です。
その8、ナンバーの大きさのこと
一通りのナンバーのご紹介が済みました。今回はちょっと視点を変えて、ナンバーの大きさについて話をさせていただきます。
自動車のナンバーには3種類の大きさがあります。大きいほうから「大板」「中板」「小板」と呼ばれています(そのまんまですが)。
想像はつくかと思いますが、それぞれ主に自動車の大きさによってどのサイズをつけるのかが決まっています。
大板(大型番号標)
大きさは44センチ×22センチ。なんとねじ穴が上下に2箇所づつ、4本のボルトで固定します。近くで見ると大きいぞ。
・普通貨物(1ナンバー)の内
最大積載量が5トンを超すもの
車両総重量が8トンを超すもの
・普通乗合(2ナンバー)の内
乗車定員が30人以上のもの
車両総重量が8トンを超すもの
・特種用途(8ナンバー)の内
普通自動車であり、上記2車種の条件の内
1つ以上を満たすもの
中板(中型番号標)
大きさは33センチ×16,5センチ。ねじ穴は上に2箇所だけ。プジョー車についているナンバーはこのサイズです。乗用車は全てこのナンバーがつきます。
・大板、小板の対象とならない自動車が対象です(説明になっていない)。
・違和感を感じるのは大型特殊自動車、どんなに大きなサイズのものでも中板をつけてい ます。何だかかわいいぞ。
・乗車定員が29人までのバスも中板をつけています。いわゆるマイクロバスですが、これもちょっとかわいいぞ。
・現在の規格の軽自動車もこれです。
小板(小型番号標)
大きさは23センチ×12,5センチ。ねじ穴は上に2箇所。主にオートバイ用と考えていいと思います。
・小型二輪自動車
・軽自動車の内検査対象外のもの。250CCまでのオートバイや、変わったところではスノーモビルなど。
・旧規格の軽自動車(1974年までの規格のもの)。ほとんど見かけなくなりましたが僅かに現存しています。「三丁目の夕日」のイメージです。
だんだん重箱の隅をつつくような話になってきていますが、さていつまで続けられるやら。