こんにちは、細井です。
皆さんは愛車の洗車はどうしていますか?大切なお車も雨降り、泥はね、ほこりなどによって次第に汚れていってしまいます。こればかりは仕方がありませんね。
そこで自他共に認める?洗車オタクの私は「洗車はメンテナンスの第一歩」ということで、これから数回、洗車の仕方、道具の選び方などについてお話したいと思います。
ちょっと(かなり?)マニアックな話になりそうですが、もし興味とお時間のある方はお付き合い下さい。
洗車の仕方は千差万別です。「何時間かけてでも、隅々までピカピカにしたい」という方いれば、「面倒くさいし時間もかけたくない、そこそこキレイに見えればOK」という方も。人それぞれ洗車に対する考えも違いますね。
ここでは「出来るだけ時間はかけずに、でもやるからには普通以上にキレイにしたい」そんな方法をお話したいと思います。
今回は1回目ということで、大まかな手順と注意点です。
◎洗車時の注意点
みなさんはどんな手順で洗車していますか?たかが洗車だと思って適当に作業していると、塗装に染みができてしまったり,ボディーに思わぬ傷を付けたりします。
洗車をして車をキレイにするはずが傷だらけなんてことにならないようにしましょう。
①洗車を始める前に
強い日差しの下や、車のボディが熱い状態で洗車はしないで下さい!
走行直後や炎天下では車のボディは熱された鉄板と同じです。
そのままシャンプーしたり、ワックスやコーティング剤などを使用すると、あっという間に水分が蒸発してシミの原因になりかねません。
洗う前にたっぷりと水をかけよく冷やし、涼しいところや日陰で洗車をしましょう。
②洗車の順番
細井流の洗車では、まずタイヤ・ホイールとホイールハウス、それからボディーの順番です。
逆の順番だとせっかく洗ったボディーにシャンプーが飛び散ったりして二度手間になること必至。
ブレーキダストや泥などで汚れた足回りからスタートしましょう。タイヤ・ホイールだけでなく、ホイールハウスもきれいにすると仕上がりが違いますよ。
タイヤや足回りを洗うスポンジはボディー用とは別の物を用意しましょう。同じ物を使うと、スポンジに付いた泥や砂、タイヤワックスなどでボディーを傷つけたり、汚したりしてしまう事があります。
さて次はボディーに移ります。
初めに、たっぷりと強めの水をかけて、出来るだけ泥や砂などを流して下さい。傷を付けないためのポイントです。
シャンプー洗車の基本は「上から下」です。洗車用のスポンジを使って、ルーフから始めて、ピラー、ボンネット、トランク、窓、ドア、ボディーパネル、バンパーという順番で洗ってゆきます。
ボディーの下部付近は頑固な汚れも多く砂や泥などの汚れが多いので一番最後です。
理由は簡単。水で流した時に汚れは上から下へと流れてゆくからです。効率よく素早く進めましょう。
スポンジでボディーを強く擦ってばダメです。シャンプー液をたやさず、滑らせる様に動かします。普通に洗って落ちない水垢などはシャンプー洗車では落ちません。強く擦ってもボディーに傷を付けるだけ。別の方法で対処するしかありません。
あとは、シャンプーが残らないようにしっかりと流してください。シャンプーが残っていると染みになったり、水垢や汚れが付きやすくなってしまいます。
ここでのポイントはとにかく「シャンプーが付いたままでボディーを乾かさない」こと。
気温や日光の関係などで、どうしても乾いてしまう場合は一度に全体をシャンプーしないでパネル毎に流しながら進めましょう。ボディーに染みをつけない為の基本中の基本です。
夏場はもちろん冬でも空気が乾燥していると案外早く乾いてきます。上から順に「洗って流す」を繰り返し、仕上げにもう一度上から流すという方法が一番だと思います。面倒な様でも私はいつもこのやり方です。
③ふき取り
シャンプーを流し終えたらふき取りです。ここも特に難しいことはありませんが、基本は同じ、乾く前にふき取りを完了することが大切です。水道水にもカルキなどの成分が含まれていますので、これもそのまま乾かすと染みの原因になります。
市販のセームクロスなどボディーに優しく吸水性の高い物ですばやくふき取りましょう。一般的なタオルは塗装に傷が付きやすく吸水性もいまひとつでおすすめできません。
以上が大まかな手順です。
次回からはそれぞれの項目をもっと詳しくお話ししたいと思います。